Venchのファッションブログ

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【90's ファッション】グランジファッションの名前の由来と代表的なアイテム #2

 

 

こんにちは、Venchのファッションブログです。
最近街を歩いていると、オーバーサイズのトップスやワイドパンツなど少しラフな印象のファッションをよく見かけます。

実はあのファッションは90年代の復刻なのです。

今回の記事ではそんな90年代のファッションの中でも大きな影響を与えたグランジファッションを紹介したいと思います。

 

グランジファッションとは

グランジロック」で名をはせた「ニルヴァーナ」のギタリストカート・コバーンの私服をお手本に誕生したファッションスタイルである。
特徴は着古して擦り切れたネルシャツやカーディガン、穴の開いたジーンズに履きつぶしたスニーカーという当時のアメリカの普段着によく見られたものである。

 

グランジファッションの歴史

90年代初頭に誕生し、インスパイアされたデザイナーが多いことから現在に至るまでグランジファッションを彷彿とさせるようなアイテムが多く展開されている。
1985年にインターネットが普及したことで、海外の映画や音楽が日本でも広まり、1991年にグランジファッションが流行しました。

 

グランジファッションが受け入れられた理由

日本でグランジファッションが流行した理由は、もちろんそのスタイルが魅力的だったこともありますが、その明確な根拠が日本のファッションの歴史に隠されています。

【理由1】若者の人口増加

1971年から1974年に生まれた第二次ベビーブーム世代による若者の人口増加が大きく影響しています。彼らがファッションの先駆けとなり街にカジュアルな装いが多くみられるようになりました。

【理由2】ファッションに対する価値観の変化

80年代はDCブランドブーム(コムデギャルソン、イッセイミヤケ)以降の人々に基本的なファッションへの価値観が「何を着るか」から「どう着るか」へと変換した時期でもあった。その背景には、BEAMSユナイテッドアローズなどのセレクトショップの台頭があった。

【理由3】古着の一般化

インターネットの普及によりオークションサイトでの古着の出品・落札が一般化し、古着に対する抵抗感がなくなった。主なファッション世代が若者であったため、安価で人と被りにくいアイテムに需要があったのも理由の一つである。

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか。グランジファッションは様々な歴史的要因が作用して多くの人に親しまれたことが分かりました。
今回グランジファッションについて学んでみて、ファッションの流行は偶然起こるのではなく、技術発展や人々の生活様式の変化など明確な根拠に基づいていることを改めて実感しました。

次回は、90年代に流行したヒップホップスタイルについて学んだことを発信します。